私のつみたてNISA戦略 ~SBI証券編~

雑談-確定拠出年金

 私が初めて購入した金融商品はつみたてNISAでした。SBI証券の口座開設をし2018年から買い付け開始しましたが、当時はひふみ投信ブーム全盛期とあって、ひふみプラス一本勝負から始まりました。
 つみたてNISAは債券やリートが商品になく、バランス型はあるものの株式の比率が50%以下がほとんどで長期積立をるにはリターンが弱いように思えます。そのため株式一本で戦うことがどうしても前提となります。
 現在はどのような商品に組み替えているのか、やり直すとしたら何を選ぶか、ご紹介したいと思います。

やり直すとしたら 全世界株式 一本!

 現在、つみたてNISAをゼロからやり直すとしたら、また他の人に紹介するとしたら、全世界株式インデックスの一本勝負を選択します。日本/先進国/新興国の株式比率を自分で考えて決めるように商品ラインナップしているところが多いですが、どこが成長するかなんて結局分かりません。なので、全世界株式インデックスは、株式比率を自動チューニングしてくれるとてもありがたい存在です。代表商品と利点は以下の通りです。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド 信託報酬0.1102%
  → 金融市場が安定している先進国が中心
  → 日本/先進国/新興国の株式の比率を自分で決める必要はない
  → 信託報酬が最低水準

https://www.nikkei.com/nkd/fund/portfolio/?fcode=8931217C (2021/08)

実際のところは 欧/米/日 株式の3本立て

 実際の買付は、 欧/米/日の先進国3商品を下表の割合で行っています。

商品名信託報酬掛金/月
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%程度 13333円
フィデリティ・欧州株・ファンド (アクティブ) 1.65%8000円
ひふみプラス (アクティブ)1.078%以内 12000円

 実質、先進国だけ買い付けしているので、先進国株式インデックスの商品を買った方がよいのかもしれませんが、各先進地域のお好みの商品を楽しみながら選べたり、投信を現金化したいときに市況に合わせて特定地域だけを選択することもできたりすることにメリットを感じています。
 一方、先進国だけではバランスが悪いので、新興国株式も組み入れたいのですが、つみたてNISAではパフォーマンスに物足りなさがあるインデックス型の商品しかなく、選び兼ねている状況です。新興国株式については後でもう少し解説します。

 何はともあれ、選んだ欧/米/日の商品はどんなものか、説明していきましょう。

・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
 S&P500はアメリカの代表的な500社の株式で構成される株価指数で、S&P500インデックスを購入すれば、バランスよく全米の株式に投資したものと言われます。 世界最強指数とも呼ばれ、資産運用はこの一本をひたすら買い付けるので十分という人もいう位です。 しかもSBI・V・Sの商品は、信託報酬も常識を覆るほどの低い水準。
 懸念点は、流石に絶好調すぎること。。。リーマンショックから10数年で6倍も上昇してます。株式は上がったり下がったりしながら、何十年もかけてゆっくり成長していくものなので、どこかで大きく調整が入るのかとどうしても頭をよぎります。米国株が世界的ブームになってるのも気になっています。もう少し緩やかに成長してくれれば、S&Pインデックス一本勝負も検討していたかもしれません。

引用:InvestNavi ( https://fisco.jp/media/sp500-future/ )


 
 S&P 500を大ブレイクさせた中田敦彦さんの動画です。

・フィデリティ・欧州株・ファンド
 この商品を選んだのは、米株に対する分散と、S&P 500に負けないほどの10年以上に渡る高いリターン抜群の安定性に魅了されたためです。

 一方、欧州株は調べようと思っても情報がなかなかなく、実態が今一掴めないないまま買い付けしている状況です。ただ、EU圏は4.5億の人口を抱え、株式経済の始まりの地でもあり、現代もネスレやロイヤル・ダッチ・シェルのような巨大企業が栄えながら振興企業も確実に生まれる強固な経済が根付いてる地域でもあるので、運用が上手なアクティブ・ファンドであれば成績が期待できるようにも思えます。
 また、欧州はアメリカ/日本と違って、インデックスがなかなか振るわない地域であるかもしれません。実際、欧州でおそらく一番と思われる指数FTSE 100は、ここ20~30年でそこまでのリターンが見られません。欧州はアクティブを探すのが基本なのかもしれません。

・ひふみプラス
 設定来、高いリターンで評価された有名ファンドですが、私が評価している点は、株式を50%まで現金等に比率を切り替えられるところです。コロナショック時は現金比率を30%まで高め、下落を和らげたそうです。本来、株式下落時のリスク分散として債券を組み入れるようなことが必要だったりしますが、この商品ならリスク対策しなくても下落時にしっかり対応してくれそうです。
 現金が必要になったときに引き出せることも大事なポイントで、日本株ベースで為替相場の影響を受けにくいことや、下落時の損失も弱めらる点は安心につながります。

引用:【公式】ひふみ投信

新興国株式を組み入れない理由

 先進国に対するリスク分散として、新興国株式もつみたてNISAのポートフォリオに組み入れたいのですが、下記に代表される商品のように、用意されているのはインデックスのみです。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド 信託報酬0.176%程度

 もちろん、信託報酬も良心的なので人によってはありだと思います。ただ、私が新興国株式インデックスを選びかねるのは、新興国はBATHのようなハイテク新興系企業がわんさかあるのに、S&P500のように高いパフォーマンスが得られていないためです。

 なので私の場合は、新興国はアクティブを選ぶようにしてます。新興国は現在アジア圏が最も発展していて、日本から近いために調査もしやすいのか、探してみるとかなりのリターンをたたき出している商品が見つかります。下図に示しましたが、UBS 中国A株ファンド(年1回決算型)のように、国際株式投信のリターンランキングで米国系・ハイテク系の割って入る商品も存在します。

 私の場合はJPMアジア株・アクティブ・オープンを購入しています。こちらは、アジア全域を投資していて、同様に高いリターンをたたき出しています。ほんの数か月前は上図のベスト20に入っていました。つみたてNISAで扱ってないので非課税枠を利用できないのですが、それ以上の結果が期待できるなら、こちらを選んだ方良いと思っています。

債券を今後を混ぜて

 つみたてNISAに債券商品がないと言ってましたが、実は一商品だけ良さそうなものが存在します。DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) というもので、国内債券と外国債券が丁度よい比率になっており、信託報酬も低く良心的です。債券はリターンが1~2%程度しか見込めないため、信託報酬は0.25%以下に低く抑えたいです。最近は株式暴騰が不安になっており、リスク分散として、下記の商品を1~2割位購入比率に加えることも考えています。

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 信託報酬0.154%

DCニッセイワールドセレクトファンド (安定型)

アクティブ投信で参考になるYouTuber

 アクティブの投資信託商品は、目玉商品もあったりしますが本当にそれでよいのか不安を感じます。なので、私の場合は3つほど中立的立場で YouTube 上で情報発信している人のを観て最終決断してます。
 一つは投資信託の格付け会社であるモーニングスター(株)のモーニングスター公式ユーチューブチャンネルです。格付け会社であるため中立的立場からの批評が安心につながっています。カテゴリー別「別朝倉智也の視点」では、各投資信託商品の説明してくれています。
 他の2つは【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話【大人のためのFP教室】教えて!にぐ先生!です。二人とも、もともと証券会社に勤めていましたが、現在は独立しているため中立的t立場で、投資信託として本当によい商品を紹介してくれていると思っています。話し方もとても丁寧で分かりやしいです。




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