私の確定拠出年金戦略 ~SBI証券編~

雑談-確定拠出年金

 2021年に転職した際、企業方確定拠出年金をidecoへの切り替え必要が出てきて、結果的にりそな銀行に加入しましたが、このときSBI証券も口座を持っていたこともあり検討していました。SBI証券は運用手数料が171円/月で標準的で、取扱商品も豊富で信託報酬も低いものばかりであり、ケチの付けようがありませんでした。このとき、どのような商品があるのか確認してみたので、自分だったらどのようにポートフォリオを組んだかご紹介したいと思います。

最初に考えたポートフォリオ

 まず、前職で扱っていた東京海上日動DCと同じように、全世界株式インデックスをベースに80%充てて、日本や新興国、債券類等それぞれ5%ずつ分散しました。選んだ商品は以下の通りです。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド 信託報酬0.1102%
  → 金融市場が安定している先進国が中心
  → 日本/先進国/新興国の株式の比率を自分で決める必要はない
  → 信託報酬が最低水準

https://www.nikkei.com/nkd/fund/portfolio/?fcode=8931217C (2021/08)

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 信託報酬0.1540%
  → 株式に対するリスク分散
  →  信託報酬が業界最低水準
  →【懸念点】金利が低い

iFree 新興国債券インデックス 信託報酬0.2420%
  → 株式に対するリスク分散
  → 金利の期待
  →  信託報酬が業界最低水準
  →【懸念点】金融市場が未成熟、デフォルトリスク

 最近は、先進国債券の利回りが低下の一途で、投資妙味が欠けてます。一方、新興国はデフォルトも年々起こりにくくなっており、状況を見て新興国債券をポートフォリオに組み入れるのも有りなのかなぁと思える状況になってきました。加えて、これまでの新興国債券インデックスの商品は信託報酬が高いものが多かったのですが、 iFree 新興国債券インデックス は 信託報酬が低かったので、検討対象項目に一気に入り込んできました。
 ちなみに債券も、国内/先進国/新興国をミックスした商品があるとありがたいです。一応、SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンドというミックス商品はありますが、運用期間が短く、実力がよく分からないのと、信託報酬が0.8294%と割高なのがネックに感じます。

ニッセイJリートインデックス 信託報酬0.2750%
  → 成長自体は期待できる
  →【懸念点】国内株式と性質が重複するため分散効果が弱い

外国リートインデックス 信託報酬0.2970%
  → 成長自体は期待できる
  →【懸念点】先進国株式と性質が重複するため分散効果が弱い

  RIETも国内/先進国/新興国をミックスした商品があるとありがたいです。

よく吟味したポートフォリオ (アクティブ混合型)

 これまでの私なら、上記のインデックスをベースのポートフォリオで決定してました。ただ、ベンチマークに対し、安定して勝っていたり、高いリターンが見込める場合等は、アクティブ型を選んでも良いかと思うようになりました。そして、SBI証券のidecoでは、まさにそう思える商品もあることに気づきました。
 SBI・全世界株式インデックス・ファンドをベースにするべきとの考えは変わらなかったのですが、話題によく上がるSBI中小型割安成長株ファンドひふみ年金も取り入れることで、安定しながらより高いリターンも期待できるかもと思います。

 アクティブ・ファンドの判断基準は次の3点あたりかなぁと思います。
 ・10年以上運用しており、ベンチマークを確実に上回っている
 ・信託期間が確定拠出年金の受取時より後に終了する
 ・純資産総額が長期的減少傾向になく、80億~800億ぐらい

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ 信託報酬0.1650%
 この商品は2018年あたりから純資産総額が減少していますが、概ね判断基準を満たしています。エンジェルジャパン・アセットマネジメントから助言を受けている安心商品。

 国内のあらゆる商品の中でも年利で12位に入る優秀さです。

レオス-ひふみ年金 信託報酬0.8630%
 設定来、高いリターンで評価された有名ファンドですが、私が評価している点は、株式を50%まで現金等に比率を切り替えられるところです。コロナショック時は現金比率を30%まで高め、下落を和らげたそうです。本来、株式下落時のリスク分散として債券を組み入れるようなことが必要だったりします、この商品なら下落時もしっかり対応してくれそうです。
 ひふみ年金は純資産総額が大きくなりすぎて、今後は高いリターンが見込めないとの意見もありますが、どちらかと言うと資産を守る方に期待です。

引用:【公式】ひふみ投信

アクティブ投信で参考になるYouTuber

 アクティブの投資信託商品は、目玉商品もあったりしますが本当にそれでよいのか不安を感じます。なので、私の場合は3つほど中立的立場で YouTube 上で情報発信している人のを観て最終決断してます。
 一つは投資信託の格付け会社であるモーニングスター(株)のモーニングスター公式ユーチューブチャンネルです。格付け会社であるため中立的立場からの批評が安心につながっています。カテゴリー別「別朝倉智也の視点」では、各投資信託商品の説明してくれています。
 他の2つは【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話【大人のためのFP教室】教えて!にぐ先生!です。二人とも、もともと証券会社に勤めていましたが、現在は独立しているため中立的t立場で、投資信託として本当によい商品を紹介してくれていると思っています。話し方もとても丁寧で分かりやしいです。
 

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