2019年から東京海上日動の確定拠出年金(DC)を取り入れた会社に転職しました。前職からは確定拠出年金と確定給付企業年金を足した50万円を持ち運びし、拠出額40000円(うちマッチング20000円)で2019年から積み立てが始まりました。
当時の東京海上日動では疑問に感じる商品もいくつかあって、商品選定するのに苦労しました。私の場合、まず、インデックスの4資産「外国債券」「国内債券」「外国株式」「国内株式」をベースに構成を考えたいのですが、上手く組み合わせることが難しかったため、一から考え直すことにしました。その商品選定に至った過程をご紹介します。
商品選定までに考えたこと
まず、前職で扱っていた三井住友信託DCと同じように、先進国の外国株式インデックスである以下商品をベースしました。
・東京海上セレクション・外国株式インデックス 信託報酬0.216%
→ 今後30年の長期積み立てで、リスク性をドルコスト平均と組み合わせて資産を増やす
→ 信託報酬が低い
→ 金融市場が安定している先進国で分散
ただ、運用額が100万円に到達し、コロナショックや金融緩和で市場が大荒れの時期でもあったため、リスク分散を実施し始めました。以下商品を5~10%ずつ、買い付けを始めました。
・東京海上セレクション・外国債券インデックス 信託報酬0.1944%
→ 外国株式に対するリスク分散
・野村新興国株式インデックス 信託報酬0.6048% (現在0.275%)
→ 中国を中心に成長期待
→ 先進国構成の外国株式インデックスに対する分散投資
→【懸念点】金融市場が未成熟、信託報酬がやや高い(現在は低い)
・野村世界REITインデックス 信託報酬0.5724% (現在0.363%)
→ 個人的に不動産が好きで選んだ♪
→ 成長自体は期待できる
→【懸念点】外国株式と性質が重複するため分散効果が弱い、信託報酬がやや高い(現在は低い)
・東京海上セレクション・物価連動国債 信託報酬0.27%
→ 為替リスク回避
→ やや低コスト
・東京海上セレクション・日本株TOPIX 信託報酬0.648% (現在0.154%)
→ 為替リスク回避
→【懸念点】低成長の常態化・少子化、信託報酬が高い(現在は低い)

2年ほどで退職しましたが、その間、コロナショック後の金融緩和で資産は50万円程度膨らみ、評価額は200万円程度までになりました。
東京海上日動の商品で気になったこと
金融商品は原則、複雑・内容不透明・理解困難・知識外に該当する場合、買ってはいけないと言われています。金融商品に慣れていない人にとっては、以下商品が該当している可能性があります。理解できない場合は一旦後回しにしましょう。
・東京海上日動の年金博士 5年/10年
・DCダイワ・マネー・ポートフォリオ
・東京海上・円資産バランスファンド
また、インデックスの4資産「外国債券」「国内債券」「外国株式」「国内株式」を中心に、商品構成を考えることを勧めていますが、当時の東京海上日動のインデックス商品は中身や信託報酬に統一性が見られず組み合わせにくかったです。
・東京海上セレクション・外国株式インデックス 信託報酬0.216% → OK商品
・東京海上セレクション・外国債券インデックス 信託報酬0.1944% → OK商品
・東京海上セレクション・物価連動国債 信託報酬0.27%
→ なぜ物価連動?インフレ対策は株式に任せたいのだが…
・東京海上セレクション・日本株TOPIX 信託報酬0.648% (現在は0.154%)
→ 信託報酬がやたら高い…
→ インデックスなのに指数に勝つ謎商品…

ただ、2021/03にDCの改定があったようです。全体的に割高だった信託報酬が他社と張り合えるレベルに下げられ、商品数も増えました。私の場合、投資戦略に大きな変更はなかったでしょうが、以下3商品の信託報酬は大きく下がったため手数料が低く抑えられ助かっていたと思います。
・東京海上セレクション・日本株TOPIX 信託報酬0.648% → 0.154%
・新興国株式インデックスファンド 信託報酬0.6048% → 0.275%
・野村 世界REITインデックスファンド 信託報酬0.5724% → 0.363%
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