拡散
空間上に起伏や凹凸状を持って分布するある物理量が,時間経過と伴に滑らかになっていく現象を拡散と呼びます.波立つ水槽の水が時間経過し収まっていったり,温度ムラのある室内空間が次第に均一化していったりする現象です. 拡散現象は正確には保存量の場合に成立し,保存量を\(\phi\)とすると\begin{align}\cfrac{\partial \phi(x,t)}{\partial t}=k \Delta \phi ,\end{align}拡張した書き方だと\begin{align}\cfrac{\partial \phi}{\partial t}=\nabla\cdot (k \nabla \phi) ,\end{align}とかになります.それではまず,温度に当てはめた場合の式と現象をもう少し覗いてみましょう.熱拡散の方程式と見方 保存量の代表例で熱エネルギーを考えてみましょう.空間上に熱量\(Q\,\rm\)を持った状態で存在していると\begin{align} \cfrac{\partial Q(t,x)}{\partial t}=\cfrac{\partial }{\partia...
2023.08.18
2023.08.25
雑談-流体力学
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